20年後の未来を味わう。自分で育てるお酒。
「未来へ」は自分の手元で古酒を造るというコンセプトで生まれた、未来に飲むためのお酒。自宅においておくだけで上手に熟成が進むように工夫されており、10年後、20年後においしい古酒に育ちます。色合いの変化も楽しいです。熟成タンクに近い形状をしたボトル(特許)、空気を閉じ込めるコルク栓など、良い熟成をさせるための工夫が満載。ラベルには熟成を始める日付と、「贈る人」「育てる人」を書く欄があり、赤ちゃんが生まれた方に「20歳になったら一緒に飲めるように」とプレゼントするのが人気です。
達磨正宗は古酒造りに取り組んで40年以上。杜氏は経験を活かしながら、熟成した先の味わいをイメージして最初にお酒が仕込まれます。仕込み米に「日本晴」を使うのは、古酒文化が始まったとされる鎌倉時代や江戸時代に酒造好適米は存在していなかったから。二十年古酒には頑なに日本晴を使うのが、杜氏のこだわりです。20年後の自分へ、愛する子どもへ、友人へ。未来に贈るタイムカプセル 2019年版
酒蔵紹介
天保6年創業。良質な水源である長良川の近くに蔵を構えています。昭和40年代より他の酒蔵との差別化を図るために開発した古酒『達磨正宗』を軸として、日本酒古酒に特化した商品展開を行っています。『達磨正宗』は、5年10年20年と管理の難しい熟成酒をラインナップに据え、そのスパイシーで複雑な味わいから国内だけではなく海外でも人気です。各干支の歴代年度に製造された古酒をブレンドした『干支シリーズ』や、自宅で熟成させ10年後、20年後に大人になった子供と飲み交わすことのできる『未来へ』など、古酒と人生がオーバーラップするような仕掛けも見せ、今や「古酒と言えば達磨正宗」という確固たる地位を手に入れました。
保存方法PRESERVATION METHOD
保存場所
について
太陽光が降り注ぐ部屋で保管すると、わずか30分で日本酒の色が変わり(日光着色)、劣化臭である「びん香」「日光臭」も発生します。
室内灯の蛍光灯も微弱な紫外線を発しますので、日本酒の保存は太陽光や室内灯の紫外線を受けない場所に保管しましょう。
光が当たらない場所での保管が難しい場合は、新聞紙で包んだり、箱から出さずにそのまま保存しましょう。
温度管理
について
保存に最適な温度は日本酒の種類ごとに異なりますが、重要なのは高温を避けることです。
高温で長期保存すると「老香(ひねか)」と呼ばれる劣化臭が発生する場合があります。
また急激な温度変化も酒質に変化が生じる原因となりますので、1年を通して室温が一定の場所での保存が理想的です。
- 純米酒・本醸造酒・普通酒は15度前後以下の冷暗所での保存をおすすめします。
- 生酒・吟醸酒は、冷蔵庫での保存をおすすめします。
賞味期限
について
どんなに保存状態が良くても、日本酒は瓶詰めされてから劣化していきます。
開栓後は、種類によって速度の違いはあるものの、味わいがどんどん変化していきます。
空気に触れることによって酸化が進むため、熟成目的でなければ、開封後は冷蔵庫に保管し、なるべく早く飲み切ることをおすすめします。
スタッフ:はると
薄い黄金色で甘酸っぱい味。育てていくというコンセプトのお酒なので、何本か手元においておきたいですね。色が濃くなって行ったり、味わいの変化を5年、10年かけて見守りたいなあ。