日本酒を選ぶ時に「生もと(きもと)」とか「山廃(やまはい)」、「速醸(そくじょう)」っていう言葉で日本酒の特徴を何となく予想する事ありませんか。この日本酒は生もとでも山廃でも速醸でもない、まるで聞いたことがない「酸基醴もと(さんきあまざけもと)」! 明治時代に編み出された幻の製法なんだそう。どんな味??って思ったあなたはすでにこのお酒の虜。
こちらは滋賀県の酒造りの中心となっている酒米のひとつ「玉栄(たまさかえ)」で造られています。玉栄版は、程よい酸と芯の通ったドライな味わいが特徴的。 (酸度2.4/日本酒度+10/使用酵母7号)
酸基醴もとはもう1種類、2013年に滋賀県が開発した食用米「みずかがみ」で造ったものもあります。それぞれに個性ある味わいです。
商品スペック
PRODUCT SPEC
特定名称 | 純米吟醸 |
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原産国 | 日本 |
内容量 | 720ml |
原材料 | 米(国産)・米麹(国産米) |
アルコール分 | 18度 |
使用品種 | 滋賀県近江産玉栄 |
精米歩合 | 55% |
キャップ | 王冠 |
※キャップ開封時のけがにお気をつけください。
合わせる食べ物
PAIRING
海老のチリソース炒め、チャーシュー、ぬか漬け。豚肉の味噌漬け焼き。味噌だれの甘辛や油のしつこさをお酒がリセットしてくれます。
おすすめの飲み方
HOW TO DRINK
冷やして、常温で。
味わいチャート
TASTE CHART

酒蔵紹介
文化2年(1805年)に創業。滋賀県湖南市、関西の水がめ琵琶湖の東に位置する酒造です。北島酒造のブランドは『定番のブランド“御代栄”』『挑戦のブランド“北島”』とあり、伝統と革新を両立させながら、決して現状に満足しない姿勢を感じます。原材料にもこだわり、鈴鹿山系の伏流水を仕込み水に使用。まろやかな軟水で、米のうまみを優しく引き出します。酒米は地元近江の物を積極的に使用し、地元貢献と品質維持を両立。秒単位での吸水を行うなど、良質な日本酒の製造に最新の注意を払っています。そうして生まれた、香り高く旨みの多い酒質にはファンが多く、全国の酒飲みが一目置くブランドとなっています。


保存方法PRESERVATION METHOD

保存場所
について
太陽光が降り注ぐ部屋で保管すると、わずか30分で日本酒の色が変わり(日光着色)、劣化臭である「びん香」「日光臭」も発生します。
室内灯の蛍光灯も微弱な紫外線を発しますので、日本酒の保存は太陽光や室内灯の紫外線を受けない場所に保管しましょう。
光が当たらない場所での保管が難しい場合は、新聞紙で包んだり、箱から出さずにそのまま保存しましょう。

温度管理
について
保存に最適な温度は日本酒の種類ごとに異なりますが、重要なのは高温を避けることです。
高温で長期保存すると「老香(ひねか)」と呼ばれる劣化臭が発生する場合があります。
また急激な温度変化も酒質に変化が生じる原因となりますので、1年を通して室温が一定の場所での保存が理想的です。
- 純米酒・本醸造酒・普通酒は15度前後以下の冷暗所での保存をおすすめします。
- 生酒・吟醸酒は、冷蔵庫での保存をおすすめします。

賞味期限
について
どんなに保存状態が良くても、日本酒は瓶詰めされてから劣化していきます。
開栓後は、種類によって速度の違いはあるものの、味わいがどんどん変化していきます。
空気に触れることによって酸化が進むため、熟成目的でなければ、開封後は冷蔵庫に保管し、なるべく早く飲み切ることをおすすめします。
スタッフ:みお
酸基醴もと(さんきあまざけもと)という製法に関しては難しいのでパスするとしまして、ラベルの『酒度+13』というのを見る限り「超辛!」になると思うのですが、口当たりなのかアミノ酸なのか、意外に飲みやすくてビックリしました。なので、キリっとキレがあって、しかもお米の旨味も立っている…様々なシーンに合う一石二鳥、臨機応変、一挙両得なお酒だと思いました♪